東京の水道水の放射性物質が混じり、3/22 9:00amの時点で乳児が飲める水ではなくなりました。ここ2~3日都内に降ってる雨の放射性物質含有量も急上昇。政府の発表は一日遅れだし、不安はつのるばかり。料理ブログだけれど料理する気になれないし、今日は最近調べた放射線関連のまとめの備忘録。
まずは東京のスーパーの写真。環八と環七の間にある大田区某所のスーパー3/23(水)午後の様子。
↑水の棚。水、どのスーパーも品切れ。
↑お茶類、残りわずか。
↑お米。少しあり。レトルトパックのお米やリゾットなど、品切れ。
↑安カップめん、品切れ。
↑袋入りラーメン、品薄。
↑レトルトのパスタ類、ほとんど品切れ。
↑パスタ、品切れ。サラダ系やマカロニはまだ少し残っている感じ。
↑ヨーグルト、品切れ。地震後、在庫をさばききった後すっかり姿を消した商品のひとつ。
↑わかめ、品切れ。「海藻類のヨード分で体内にヨウ素をためておけば、放射性ヨウ素が体に留まらず排出される」と、テレビでやってたのかな?ワカメはないけど昆布はまだ売っていました。板昆布もワカメ同様ヨード多かったと思うんだけど、テレビの仕業か、それとも板昆布を料理するのが大変だからか・・・?!
↑このスーパーにはBOXティッシュ品切れ、トイレットペーパーも品切れ、オムツ少々。
↑女性の生理用品もほとんどなし。
↑所変わってホームセンター。くれよんしんちゃんトイレットペーパーは在庫あり。他は品切れ。BOXティッシュも少々あり。
↑乾電池類は売り切れ。ボタン電池はいくつか残っていました。
このほかに、ホームセンターでは10リットル・20リットル水タンクも売り切れ。店員さんにタンクの場所を聞いたら、「は?何をいまさら?手に入るとでも思ってるの?」って顔されたけど、品薄だったんですね・・・(笑)
・・・ということで、我が家は危機だったトイレットペーパーを友達に分けてもらったので、特に今買えなくて困るものは(水以外)ないんだけど、節電で薄暗い店内でガラガラの棚を見ると、、やっぱり東京都民、びびりますわ。
うちは今までProject clean out(家にある食材を使い切る)中で、スーパーにほとんど行かなかったので、まさか地震から2週間たってもこんなに品物がないとは、、びっくり。
被災地ではお金よりも物資が必要らしいから、お金だけじゃなくて物資を送ろう(送り先)、と主人と話していた矢先だったんですけど。。。
最後に都内の水。都内葛飾区金町浄水場、昨日の朝の時点で乳児が飲むべきでない値(100Bq/kg)の2倍検出。オトナはその1.5倍にあたる300ベクレルを超えなければ大丈夫だそう。
■この300ベクレルという基準値を厚生労働省が計算しPDF、飲食以外でお風呂や洗濯などに水を1年間使った場合、一年で0.2645mSv/y(=264.5μSv/y)被爆と算出。これは東京で378年生活すると0.5%の人が癌になる確率。
■都内で先日丸1日外にいたら3.504μGy/h被爆。一年で1278.96μSv/y被爆。これは東京で85年ホームレスをやると0.5%の人が癌になる確率。
■3月20日~21日朝の山形で一日屋外にいたら、一日で35.47μSv/d、一年で12946.55μSv/y被爆(PDFより)。これは山形で7年ホームレスをやると0.5%の人が癌になる確率。(でも7年半の間にI-131はかなり無毒化するのでは・・・)
■雨の日の過ごし方まとめ
(外出)
1. 傘を差して雨にぬれないように
2. マスクをかけ
3. 手袋等で皮膚が露出しないように
(雨に濡れたら)
1. お風呂でシャワーを浴び
2. シャンプーで髪を洗い
3. 全身(耳・爪の間まで)を念入りに石けんで洗う
(山形県より。首相官邸はこれより緊迫感?はないけれど内容はほぼ同じ)
横須賀の米軍は日本から軍人全員避難を検討しているとか。外交官はとっくに退去。
そんなに、やばいの・・・、東京?! 水道水が飲めない危機に直面してるのにペットボトルの水が品切れなんだから、無理もないか。今東京に残っている人たちは「 あとから ただちに健康に害が あるかも知れ ない程度の」被爆覚悟か、全く気にしていない人なのか。
ヨウ素半減期は1週間だから、日を追うごとにどんどん減るはずって思ってきたけど、3日前51MBq/km2 → 3日後3/22 32000MBq/km2、、と、逆に桁違いの高値で更新中●| ̄|_
しかも今朝7:12~7:36の24分間に地震が13回あって、そのうち震度5以上が11回、震度4が2回だ(東北方面)。東京はまるで船に乗っているかのようだった。
ちなみに我が家のアメリカ人は避難するつもりはないらしいです・・・。
でも、人間の体も多少の放射線を出していて、体重60kgの人は7000ベクレルだそう。食品に含まれる放射性物質のカリウム40はご飯や牛乳に普通に含まれていてみんな毎日食べている。また、西日本の自然放射線は東日本の1.5倍多い。まぁ今は福島ダントツですが。
なので、あまり小さな数値にびびることはないし、結論で言えば大丈夫なんだと思います。だけど、お店にいつもの商品がない&赤ちゃんが水道水飲めないレベルと聞くと、心理的にあせってる感じの東京です・・・。大丈夫といわれても、やっぱり水道水は飲みたくないのが正直な気持ち。
以上。
ここから下は、いろいろ計算の基準値とか、まとめ。
【単位の換算 基本】
★120CPM≒1μSv/h≒1μGy/h
★1mSv/h=1000μSv/h
★半減期・・・ I-131の半減期が8.1日、Cs-137の半減期30年。半減期は指数関数的に減り、例えばI-131ならば8.1日で半減、16日経過でゼロではなく1/4、というように減っていく。
【発表されている一般的な被爆量 参考値】
★100%致死線量: 7000mSv (=7,000,000μSv)
★50%致死線量: 4000mSv (=4,000,000μSv)
★5%致死線量: 2000mSv (=2,000,000μSv)
★政府が福島原発処理のため引き上げた上限: 250mSv/ (=250,000μSv)
★放射線業務従事者の上限: 100mSv/y(年) (=100,000μSv/y) = 273.9μSv/day = 11.415μSv/h (毎時換算)
★自然からの被爆量: 2.4mSv/y (=2400μSv/y) = 6.575μSv/d = 0.273μSv/h (毎時換算)
★自然以外からの許容被爆量(一般人): 1mSv/y (=1000μSv/y) = 2.739μSv/d = 0.114μSv/h (毎時換算)
★東京-NY 国際線での往復: 200μSv/1往復 = 200μSv ÷ 往復飛行時間24時間 = 8.3μSv/h
★胸X線撮影: 50μSv/1回撮影
タヌ子
2011/3/24 at 08:34原発の方は電気は一部通ったものの、その後進展が見られないと言うのは大きな不安材料ですね。
放射線は菌と違って煮沸すれば消えるってものではないところが問題。
確かに数値を見ると、かなり深刻な状態になっているようですが、『被爆』っていう言葉が原爆に直結するイメージがあって、不安を更に掻き立てるような気がします。
今朝両親と電話で話したら、大体の商品が普通に買えるようになったと言っていたけれど、東京の水事情でまた買占めが再燃したのかしら?
とにかく一日も早く、放射性物質ほ放出を止めてくれないと東日本は無人地区になってしまいます!
Reiko
2011/3/24 at 10:03こんにちは。
スーパーさすがに品によってはこんなに棚ががらがらだとは思いませんでした。。。
水やら米、レトルトパスタなんていうのは分かりますが、ヨーグルトがないのはなぜ?なのでしょう???
トイレットペーパーもくれよんしんちゃんが残っているのは?なんてヘンなところにも関心がいっちゃってますが(苦笑)。
日本在住米国政府関係者の家族が撤退したというのは聞いてましたが、働いている本人も撤退ということなのでしょうか?
このニュースが入ったときは、東京だけじゃなくって、名古屋在住家族も撤退、というのを聞いて夫、かなりびびってました。
親戚米国人で政府関係で東京に勤める人がいるのですが、家族は米国に戻ったものの彼女は確かまだ東京に残っているはず。
Creamatさんのご主人のアメリカのご家族、心配されていらっしゃることでしょうね。
creamat
2011/3/24 at 23:51> タヌ子さん
原発は東京電力が熱をコントロールできないかぎり、常に放射性物質がぶちまかれているし危険は終わっていないですね。3号機がものすごい爆発をしても、いまだに煙を鎮火できずに作業員が避難しているのに、世間の人は結構落ち着いています。私はOCD(細菌恐怖症です(爆))だからかもしれないですけど、不安で仕方ないです・・・。
水は売ってないですね~。野菜は販売してるけど地震以来関東のものは買わないようにしてきたので、それ以来産地がわからないものも買わなくなり、結構割高なものを買っています。多分私は一生関東のセシウムが多く降った地域の野菜は買わないと思います。
水道水は野菜を洗う以外料理には使わないようにしています。実は今回の買い物、地震後2回目なんです(笑。以前は毎日のように出ていたんですが)。なので、全く状態が改善されてなくてびっくりしちゃいました(><)都内の水が幼児は飲めないと初めて発表された当日だったからタイミングの問題かもしれません。家を失ったり故郷を離れざるを得なくなった東北の方々のほうがもっと苦しみと不自由をかかえているのに、日常とかわらない贅沢な暮らしが出来る自分がやれ水道がどうとか水が買えないとかで悩んでいる場合じゃないよな、って思うと葛藤で心が痛いです・・・。
> Reikoさん
こんばんは。スーパー、たまごもヨーグルトも品切れでした。関東のヨーグルトは東北地方で作られていたのかもしれませんね。トイレットペーパーが一つのブランドだけ残っているのは、並べるとすぐ売れてしまうので入荷したものがその時並んでいたんだと思います。
放射線の影響、調べていてかなりやばいと最近思い始めました。原発の熱がまだ制御できていない現実、これがかなりやばいです。世間は危機感がなさ過ぎだと感じ始めました。煙がでた、圧力が高い、圧力を抜く作業、と時事的ニュースがありますが、これを聞くとああまた大量に放射性物質がばらまかれるな、水飲めないな、と、構えるようになりました。世間では臨界状態でない限りいま降り降りているヨウ素は事故当時のものだから、半減期も短いし今後減る一方だという人たちもいますが、原発の熱をコントロールできていない限りそれはないと思っています。。いったい誰が正しい事を言っているのかわからなくて怖いです。
うちの主人に危機感があまりないようで、大丈夫、と彼が家族に言っているのだと思います。雨に濡れない、外で着た洋服を部屋に入れない、マスクをする、これが花粉じゃなくて放射性物質なのだから、なんかこれが東京で起きている現実なのかと時々めまいがします。で、そういう時は大抵余震で揺れているんですけど(笑)…って、あまり笑えないです、最近(><)
duckbill
2011/3/26 at 01:03こんにちわ♪御無沙汰していました。
福島原発の状況が本当にシャレにならないものだから、正確な状況を把握できるまで、
あちこちから情報を取りまくっていて、ブログからすっかり遠ざかっていました。
まだまだ予断を許さない状況なので、残念ながら放射能汚染もまだまだ広がりそうです
ね。
都内の放射能濃度はまだまだ軽微なものですが、福島県の一部でちょっとまずいくらい
高い濃度の地域があるのに、避難させようとしない政府って何なのでしょう。
それにしても、そちらのスーパーの品切れ状態は凄いですね。
私の方では牛乳や納豆など、全く買えないものはあるけれど、こんなには酷くないです。
ガソリンを入れるのにガソリンスタンドから3kmくらい車が並んでいて、3時間待ち
とか5時間待ちとか、信じられません。
我が家も空に近かったけど、焦っている人が一通り入れ終わったら、そのうち並ばない
で給油できるだろうと思ったら、案の定、一昨日普通に給油できました。
水も今は買占められて手に入らないけれど、今増産しているようですから、その内普通
に買えるのではとのんびり構えてます。
何せ食材の隠し在庫も、普段からタップリあるし、水が無くなったら水代わりに自家製
ビールを飲もうかと(笑)
creamat
2011/3/26 at 09:45> duckbill さん
おはようございます。お久しぶりですね~
福島原発やばいですね。テレビで「コントロールできている」とか「制御できている」とか聞くたびにパニック回避だなと思っています。その数時間後に「作業員避難」って出ますから、大抵。国際放射線防護委員会は一般人の年間被ばく量を1mSv/yを20~100倍に引き上げるよう勧告しているようです。次に福島が大量に放射性物質をぶちまけた時のパニック回避用だと思います。そうしないと関東に人が住めない=経済回らない=日本という政府が存続できないから・・・。できることなら別の国に逃げたいくらいです(><)
ガソリンスタンドに並ぶ車、何ブロックも連なっているのをうちの近所でも見ました。都内の食料品の在庫状況もひどいけど、何もかもこのへんはすさまじいです。うちは食材なくなってきたから買い物したいんですけど、当分我慢(><)こういうときに保存食などがあると本当にいいですよね。うちもどんな食材を在庫するかとか見直したほうがいいみたいです。
latte to tea
2011/3/27 at 13:40写真をありがとうございます。予想以上の様子に驚いています。これが現状・・・。今日は鶴を沢山折りました。慰霊になるといいけど。
creamat
2011/3/29 at 23:03> latte to tea さん
こちらこそコメントありがとうございます(´▽`)
スーパーの状況、場所によるみたいです。私たちが住む大田区では全くの品切れな商品が、練馬区には普通に売っていたりするようです。或いはたまたま練馬が搬入したばっかりだったのかもしれないですけれど・・・。都内のスーパーで主婦が交わす言葉はとにかく食品の品揃えの悪さ、水への不安、余震の不安です。
アメリカのみなさんの気持ち、きっと被災者の方々へ届いていると思います。同じ日本人としてとてもありがたいです。ありがとうございます。