医師の家でまた包丁を振り回してきました


真鯛のポワレ
ヒラタケのクリームソース添え

さて、コンサルタントとして如何なものかと思いつつ、お客様のお家で10人分のお料理をしてきた記事です。

気づけばパーティから約1か月経過・・・。
Reikoさんからお久しぶりにコメントを頂き思い出しました!笑 (Reiko-sanありがとうございました~)

※これまで交流の合ったかたもなかった方も、当ブログをご覧いただきありがとうございます。交流して頂いた皆様には足跡残さずこっそり拝見だけがメインのここ数年でごめんなさい。

10人のお料理を、2口のIHコンロで、オーブン不使用、料理人一人。

さぁ、この自殺行為の模様を振り返ってみます。

↑ブルーチーズは必須!
今回はスティルトン。

10名のお料理を私一人で一人一皿のプレゼンテーションは無理なので、大皿料理が基本です。
↑上のお写真はチリビーンズ。全くフレンチじゃない・・・。

↑右手前赤いのからハモンイベリコ、スモーク生ハム、ケーパーベリー、瓶詰アーティチョークの手抜きプレート。

ハモン・イベリコ、美味しいですね!

ケーパーベリーはケーパー(蕾の酢漬け)のお花の後に生る実の酢漬けで、とっても美味しくて好きです。私はヨーロッパの梅干しだと思ってます。笑

↑今回はパーティのご予算を頂いたので、自分が食べられない生ものもご提供。味見はしません。笑

奥は真鯛を梅酢で一晩〆てゆかりを振りかけたもの。
手前は甘エビのカルパッチョ。

今回はアメリカから弟カップルが日本に来ていてこのパーティに参加したのですが、甘海老を初めて食べたらしく、「甘い!」とそのまんまの反応を。

(生もの=甘海老が食べられない私は「へぇ、本当に甘いんだ~」とアメリカ人の感想から味を想像したのでございました)

↑新じゃがのサラダ。カリッと焼いた角切りのベーコンをそえて。

↑朝ゲットしたカイザーのバゲット。ガーリックバターは各自でどうぞ形式で手抜き。

↑パスタは大きなコンキリエっぽいパスタに海老のトマトクリームソースで。カリッと揚げたガーリックチップをちらして。

↑次はこの記事トップにあるお魚料理。お魚の後のお肉はフィレ。数時間流水にさらした新玉ねぎを添えて。

ソースはまさかの瓶詰おろしポン酢ソース。
おソースを作る時間も場所もフライパンも人手もありません。笑

↑私。絶妙にお顔が隠れたお写真をいただいたので、おまけ。
毛皮と保護色になっているけれど、トイプードルちゃんがいます。

今回のケータリングの反省点→「さすがに一人で10人分フルコースは無謀ですわ!!」

まぁとにかく時間がない、お皿を置く場所がない、調理器具がない、調理する場所がない、冷蔵庫にスペースがない、と、ないない尽くしの中でのお料理で、いったい何をどうすれば・・・という状態ですね。

食材買い付け、仕入れ、仕込みで3日くらいは余裕でかかるので、ケータリングのプロじゃないとお仕事にはできないですね。

でもとても良い経験でした。

アメリカの家族の集まりのお料理作り(カルツォーネを20個焼くとか)の経験が生きています。アメリカの家族に感謝!

10人は無謀とお伝えしたのですが、6月にまたお声がけいただき…。
見えないナニカに自分を試されてるんだなと思って乗り切ろうと思います。

最後に・・・、生もの臓物を食べない偏食コンサルタントのお料理を評価してくださったお客様に感謝です!
レストラン時代、下向いて泣きながらジャガイモ剥いた経験を今やっと褒めて頂いたみたい。

がんばろー!

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なぜか田園調布でケータリング!


本人初登場?、Creamat(くりーまっと)でございます

さて、すずきのパイ包みというフランス料理もどきなレシピが本に掲載されまして、やっとブログ更新をした勢いで、一月ほど前にお客様のお宅でケータリングしたお料理をUPします!

↑まずは、チップスね。アメリカ風ですね、トルティーヤチップスとサルサ。

チップスはアボカドのトルティーヤチップスで、トマトのサルサは自家製です。トマト・玉ねぎ・シラントロ(香草)・レモン汁・塩コショウです。自宅で作っていきました。

↑チーズとフルーツなどの盛り合わせです。ロックフォールとゴルゴンゾーラピカンテ、10年熟成チェダー、3年熟成チェダー。枝付き干し葡萄、青い干し葡萄、ドライマンゴー、ドライイチジク、カラマタブラックオリーブ2種(両方種付き)、ナッツ、クラッカー2種、自家製梅ジャム。

↑キノコのサラダ。グリルしたキノコ数種類(忘れました!!)、フレッシュ野菜に、シンプルなオリーブオイルとレモン汁と塩コショウのドレッシングで。

↑海老ガーリック。バターとニンニクで炒めます。完全に海老に火が通る直前に温めたお皿に移し、お皿に移してからお客様のテーブルに運ぶ間に丁度良く火が通る、という計算で調理します。

レストラン時代、お料理提供時の温度と熱の加わり具合をミッチリと指導されました。

究極のお料理って、お料理の温度じゃなくてお皿の温度じゃないかと思います。提供時のお皿のお温度を完璧にできれば、素材の温度(=火の通り具合)もばっちりなはず。お料理って結局、タンパク質の熱変性という化学変化を「芸術的な概念」に置き換えたものではないかとおもうのです。

こんなことを目標にしながらするお料理って、しんどいようでじつはとても楽しくて、これが私がお料理が好きな理由です。

結局、自分の理想とする基準への挑戦なんですよね、お料理って。

↑ほうれん草のフェトチーネ、マッシュルームのクリームソース。

マッシュルームとチキン胸肉を生クリームで煮込んでおソースにしたパスタ。
ちょっと塩辛くなっちゃった。みなさまごめんなさい!反省。

↑フィレミニヨンとポークテンダーロインのステーキ。
赤ワインソース&マッシュポテト添え。まさかの写真撮り忘れ。

で、私の主人は食べる専門なので、写真撮る前に食べちゃうし(上の写真はフィレを食べちゃった後。笑)、まったくもって詰めが甘すぎるケータリングでございました。

↑フレンチは結構こってりしているので、デザートはフレッシュなフルーツで。

人様にお料理をふるまう醍醐味は、最初の一口の笑顔。

この日は私を含め4名と1匹(ワンコ)へのサービスで、パスタとアントレは各々独自のお皿でのご提供。

お料理する時は、相手に喜んでほしくていろいろ準備しているつもりですが、今回はとっても不十分!!力のなさを目の当たりにした調理人creamatでした。

実は、5月初めに約10名があつまってまたもやお料理をお任せいただく機会を頂いています。

ちゃんとしたお料理は、仕込みの時間で結果が見えてしまいますし、さすがに10人は適当にごまかせないので、もうちょっとまじめに準備します!!

こちらのお客様は、歯科医院の院長先生ご夫婦。私のクライアント様のご自宅です。なんと、天下の田園調布三丁目にある豪邸でのお料理でした。

ちなみに私、経営コンサルタントです。

歯医者さんのお家に包丁持ってお邪魔するコンサルタントって、たぶん私くらいでしょうね?!

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