ギネスビールと冬サーフィン用ブーツ@リティディアンビーチ
日本から3時間で行けるグアムは日本人向けリゾート地
でも、ツアーじゃ見れない地元グアムの楽しさもいっぱい!
プライベートビーチのBBQ、素人ストリップ、密造酒・・・∑(゚∀゚lll)
約1ヶ月遊んだグアムを36枚の写真でご紹介~(^。^)
2012年、お正月明けに半月ポートランドへ行き、3日だけ日本に帰国してすぐにグアムへ1ヵ月。常夏のグアムから帰国後は、毎週末、金土日月と気温差-37度の新潟(-7℃)へスノーボード。
すっかりブログを放置してましたが、そろそろ重い腰を上げて更新しま~す( ̄▽ ̄)
グアムの裏の世界?も色々な、私creamatと10歳年下の妹の二人旅。すごく長い記事です。お暇な人だけどうぞ~
・・・ということで、↑トップのビールの写真はグアム最北端にあるリティディアンビーチ。地元の人はここをァルーナゥ/Urunaoと呼び、グアムで一番美しいビーチだと誰もが口をそろえて言うけれど、毎年死者が出る危険なビーチでもあります。シャワーもバスもないのでレンタカーでしか来れません。
レンタカー怖い人はリティディアンより南にあるココパームビーチという有料ビーチが良いです。(ここはツアーにもよく組まれてます)ただ、ココパームはライフジャケット着なきゃダメとか、なんか色々うるさいみたいです。
そのくらいグアムの北のビーチは危険なんですね~。↑この写真もリティディアンビーチです。危険だけどこの美しさは一見の価値ありです!
↑グアム滞在が長かったので、お友達もたくさんできました。男の子が持ってるのは私が日本から持っていった安焼酎の4リットルボトル(笑)
なぜこんなの持って行ったかと言うと、飲むためじゃなくて(空きボトル持って行った)、シャワーの無いビーチで水を浴びるためです。1ガロンの空きボトルでも良いです^^
1ガロンというのは約3.7リットルで、↑このボトルのことです。
このボトルには、TUBAという椰子の木の汁で作る 密造酒 シロップが入っています。チューバは椰子の木の実になる枝を切り、滴り落ちる液をためたものです。
この液はとても甘く、グアムの南の方(Inarajan/イナラハン)に行くと、個人がシロップとして販売しています。1ガロンで14ドル位です。(お酒に醗酵させてしまうと違法なので冷蔵庫で保存して醗酵しないようにしてシロップを売ってる)
毎朝切り口を新しく切りなおして、液を取ります。これを醗酵させて酢やお酒に利用するんですね。
チューバはお酒になってもめちゃくちゃ甘いです。ビールなどで割って飲むのが地元チャモロ人の飲み方。においが酢っぽいので最初「うっ」って思うんだけど、飲むとその甘さにビックリ。カキ氷にかけて食べたい感じです。
せっかくなので、グアムを反時計回りに紹介します。まずは日本の皆さんご存知のタモン。島の写真を時計に例えるならタモンは10時の方向でしょうか。地図に出てないけどタムニンのすぐ上です。
FENDIとかCHANELとか、ブランド店やホテルが立ち並ぶのがトゥーモン/Tumonです。(ガイドブックでは「タモン」)
このFENDIとCHANELの向かい側の道が通称「ナンパロード」です。地元の男の子がそう呼んでいます。ちゃらちゃらしたおバカさんな日本の女の子をひっかける場所ね。当然犯罪もここ付近で多く発生します。
私たちが滞在したホテルもここから歩いてすぐの場所。ちなみにこの写真を撮った時私と妹は地元チャモロ人のトラックの荷台に。この場所でトラックの荷台に乗ってる日本人は私たちだけだったですね(笑)
タモンは様々なお店がひしめきあってます。これはタイ料理のお店Ban Thai Restaurantのピニャコラーダ。ホテルロードに向かってオープンテラスになっていて、日本人以外の外国人にも人気です。
これもホテルロード沿いにあるDesperadosというメキシカン。チキンファヒータ。とっても美味しかったです。
これは揚げたタマネギ。Outback Steakhouseのお料理。
こちらはリブで有名なTony Roma’sのマルガリータ。頼んだものがなくて、特別に作ってもらったもの。
Chili’s Grill & Bar Restaurantのチーズバーガー。
ホテルロードにある某クラブ。グアムは日本人しかいないクラブもあるけど、ここは地元民しか来ないクラブです。夜12時を回ると、お客さんがストリップを始めます(爆) 勝つと300ドル(約3万円)ゲットできます。
どこまで脱ぐか、どう踊るかはその人次第。全部見せる人もいるし、途中で恥ずかしくてステージを降りてしまう人もいます。最初が男性で、1時を過ぎてから女性のお客さんの番です。10年前だったらきっと私もステージに立ってたかも(笑) でも今は結婚してるのでさすがに自粛しました。
Tumonから海岸沿いを少し南に行くとHagatna/ハッガッニャという街があります。地図で言うと9時の方向でしょうか。グアムの県庁所在地みたいなところです。
↑夜の海辺の写真はサンタフェというホテルにあるバーの写真。サンタフェのレストランバーは結構有名で、ライブをやったりして結構にぎわいます。静かな夜を過ごしたい人はサンタフェには泊まらない方が良いです。
Hagatna/ハッガッニャはマリンスポーツが充実しています。上の写真はグアムで一番有名なサーフスポット。自由の女神がある所です。右にぽつんと黒い点があるの見えるかな?サーファーです。
ここは入り江に向かって左右から怒涛のごとく急な波が押し寄せ、中央でぶつかり、さらに入り江の奥から海へ戻るカレントが入るカレントとすごい勢いでぶつかり合い、というとても危険な場所です。
しかも海底は浅いリーフ(岩/珊瑚)。近いグアムでなく遠いハワイにサーフィンしに行く日本人が多いのは、この危険な海と、テトラポットでさえLOCAL ONLYと書かれている排他的な雰囲気からでしょうね。でもグアム、毎日頭オーバーのすごいいい波立ってましたよ!
グアムでローカルにいじめられずにサーフィンするには、地元のサーファーを雇うしかありません。Lotusというサーフショップを営むプロサーファー(左)さんは、サーフレッスンをしているので、この人と一緒ならどの海でも(レベルに合わせて)入ることができます。
中央は妹、右は元エアフォース君。元エアフォース君、韓国人だと思うんだけど、ものすごい筋肉モリモリで目の保養になりました 妹はサーフィンしたことなかったので、私たちはStand Up Paddle(SUP)を。要はパドルサーフィンです。楽しかったけど砂地は海底1メートル、リーフは海底50cm。足をサンゴですりおろした私は血だらけになりました(笑)
SUPより安全にマリンスポーツをするなら、この競技用のOutrigger canoe/アウトリガーカヌーがオススメ。浅いサンゴの海をものすごい勢いで進むカヌーです。”HUT!!”という掛け声で反対側へ交互に10回位ずつパドルを漕ぐんだけど、肩が上らなくなるくらいハードなスポーツです。
アウトリガーカヌーはお友達に誘ってもらったので無料で遊べました^^
ハッガッニャから南にPitiへ。工場地帯があります。これはその途中にある海です。色がすごいです。思わず車を止めて写真を撮ってたら、おまわりさんに止めちゃだめと怒られました。でも警察官のくせに電話番号をくれて「オフの日に案内してあげるよ!」ですって(笑)
すごい色のビーチを超え、工場地帯を抜けていくとスキューバダイビングで有名なFamily beachという所に到着。海岸の目の前の木陰に車を止めることができ、BBQも出来ます。でも木から茶色い刺す蟻が落ちてくるので食べものを外に置かないように。とっても美しいビーチだけど、シャワーやトイレがなくそれゆえ平日は人もいないです。週末はBBQする地元の人でにぎわいます。
ハッガッニャから更に南に、7時の方向のユーマタック/Umatac、6時のメリッソ/Merizoを抜けて5時の方向イナラハン/Inarajanへ。上の写真はイナラハンの天然プール。2~3メートルのジャンプ台があって、溶岩でせき止められた海へダイブできます。
飛んでる男の子の後ろの方でこっちを見ている人は、ヒルトンのフレンチレストランのシェフ。彼は実は少し前までカリフォルニアに住んでて、ベニスビーチの某高級住宅によく行っていたそう。思わずマリブやベニスの話で盛り上がりました。
一緒にSUPしたプロサーファーさんもベニスビーチのピアにあるアーバーというサーフショップを知っていたり、グアムの人はカリフォルニアに行く人が多いのだそうです。
この焚き火はイナラハンに住むお友達のプライベートビーチでの写真。
水中銃スピアガンでサンゴの浅瀬にいる魚をしとめてBBQ。味が濃くて美味しかったです。
プライベートビーチでご馳走になったチャモロバーベキュー。
赤いのはレッドライスと言ってアチョーテの実から赤い色をとったチャモロのご飯。ほんのり塩味です。
右のべちゃっとしてるのはグリルしたナスのココナッツミルク漬けみたいなもの。私ナス大嫌いなんだけど、せっかくなので頂きました。このココナッツミルク、ココナッツの実から絞った本物のココナッツミルク。生クリームかと思うほど濃厚でとても美味しかったです。
BBQのお肉は独特のマリネ液に漬けたお肉。お醤油とか酢とかレモンとかタマネギとか、そんなマリネ液です。レシピ教えてと言ったら結婚した女性にしか教えない!って言ってました(笑)ネギたくさんの餃子のタレに付け込んだお肉、と言ったら分かりやすいかな。美味しかったです。青いレモンは野生のもの。
ココナッツの実を割るのはマシェッティ/Macheteという大きな斧のようなナイフ。地元の人より黒く日焼けした私、この滞在でマシェッティも使えるようになりました。
グアム滞在中はず~っとレンタカーだった私たち。道端のスタンドでバナナを買ったり、落ちてるココナッツの実をみつけたり、ジャングルでパパイヤを採ったり。一般の日本人観光客が過ごすグアムとは全く違うサバイバルなグアムを過ごしてきました。車のトランクに野生の果物と(借りた)マシェッティを積んでる日本人の女の子は、後にも先にも私たちだけだと思います。
ちなみにマンゴーの木がある家は多く、ドライブ中に窓開けて「おじさーん、マンゴー拾ってもいい~?」って聞くとたいてい「いいよ~」って言ってくれます。マンゴーの木はものすごい巨木になって、実が熟すとぽとっと落ちるんです。家ですこし追熟させるととっても美味しいマンゴーになります。
滞在中はあちこちでマンゴーを拾わせてもらって、もうイヤというほどマンゴーを食べました。グアムのマンゴーは小ぶりです。スターフルーツは地元のチャモロ人のお友達から頂き物。赤い実はチャモロベリーと言うベリー。石鹸みたいな香水のような香りがする不思議な実で、ピンクのとワインレッドのと2種類あります。このベリーは売ってないのでなかなか食べられないみたい。
グアムのジャングルや街中にも見られるNu Nu tree/ヌーヌーツリーです。チャモロのご先祖様の魂が宿る木で、どんなにホテル開発が進んでもこの木だけは切れず、今でもシェラトンの庭にはヌーヌーの巨木が生えています。
ヌーヌーツリーには古くからの言い伝えがあって、この木におしっこをしたり大声で騒いだりすると、祟られるというもの。医者も治せない原因不明の体調不良になり、体のどこかにつねられたような青あざができます。治すには騒いだり失礼をしたヌーヌーツリーに戻って、ご先祖様にあやまるしかないのです。
そんな言い伝えなんて全く知らなかった私は、ジャングルでこの不思議な木を見てなんとなくカメラに収め、別の日にチャモロの友達にカメラの写真を見せてたら、ふと彼の顔色が変わって、
「creamat、なんでこの木の写真撮ったの?この木が何の木か知ってるの?騒いだりしてないよね?」と、とてつもなく神妙な顔つきで聞かれ、ぞくっとしたのを覚えています。まだ20代の若い男の子なのに、ヌーヌーツリーに関してはとても強く信じているグアム人。しかし何で写真に撮ったのかなぁ。神様がそうさせたのでしょうか。
話をイナラハンに戻しましょう。イナラハンにはMcKrautsというドイツ人がやっている激ウマのバーレストランがあります。
観光客の80%は日本人というグアムでは、日本人が飲むアサヒなどのビールはどこでも手に入るけれど、スタウトビール(黒ビール)を飲める場所は限られます。ということで、McKrauts。このギネスを1杯入れるのに、5分位かかるんですよ。そのくらいあわ立ちを計算して入れてくれる本物のお店。
ここでとっても美味しいドイツソーセージを食べることができます。これはスモークしたBratwurstというソーセージ。スモークしてないBratwurstも食べたけど、日本人にはスモークが一番あうかな。ホテル街からイナラハンまで車で40分位かかるんだけど、何度この店に通ったことやら。本当に美味しいソーセージとビールです。
イナラハンから逆時計回りに3時の方向へ。Pago Bay/パゴ湾にはグアム大学があり、そこのマリンラボを抜けた所のサーフスポット。後ろの岩でおわかりの通り、岩とリーフの海です。この岩間で地元のボディーボーダーとボディーボード。
右から2番目の男の子の肩、流血してるのわかるかな?サーフィンはフィンで切ったり結構怪我が多いスポーツだけど、グアムのサーフィンも流血はつき物みたいです(笑) ちなみに彼は唇をべろんと切る大怪我もしているサーファーだけど、膝立ちでバレリーナみたいな事しながらサーフィンするツワモノです。
普段はサーフィンな私だけど、高い位置のサーフボードからリーフにダイブしなくて住むので、グアムではボディーボードをしていました。靴フェチな私のコレクションに、フィンが加わりました。サンダルばっかりな気の抜けたグアム生活。
グアム大学まで反時計回りに島を一周すると、あとはもう何もないです。一番美しい海である、北のァルーナゥ/Urunao(リティディアンビーチのあたり)を回って、ホテル街に戻ります。
上の写真はDededo/デデドの朝市。地元の人が野菜などを買う早朝マーケットです。お魚も売ってます。トロピカルな色と整頓のされて無さにビックリ(笑)
春雨のいためたものはPansit/パンシットというフィリピンのお料理。グアムはチャモロ人のほかにもフィリピン人などもいる移民の国で、食べものの種類も豊富。TUBAという密造酒ももとはフィリピンかどこかのお酒です。
下のおだんごは、もち米のようなお団子にブラウンシュガーをくっつけました、みたいな素朴な甘いおかし。他にもマンゴーのドーナッツや、お砂糖をふりかけて焼くチャモロの甘い焼き鳥(BBQ)など、日本人の口に合うものが多いです。
上のパンシットはとっても美味しくて、毎週買いに行ってました。これひとつ2ドルか3ドルです。ホテル街の日本人向けチャモロ料理を出すレストランだと、これ一品で15ドル位するみたいです(爆)
ここは日本人しかいないTumon湾のビーチ。ホテルの目の前のデッキチェアでのんびりです。
リーフの奥の白波が立ってるところでいきなり深くなります。右の崖がたぶん恋人岬で、観光客でいつもごったがえしてます。ココナッツの実を割って飲むジュースも5ドル位で売ってます。落ちてるのを拾った私は無料で飲めたけど、一般的に売ってる丸いのより細長いココナッツのほうがジュースが甘く美味しいです。
ホテルニッコーの近くにあるBeach cafeというバーです。砂浜の目の前にあるバーレストランで、夕日を見るのに最高です。ここのお客さんはなぜか白人さんが多く、日本人やチャモロ人はあまりいません。軍関連の白人さんか、軍人狙いの中国・韓国・台湾人の女の子が多かったです。(私たちはチャモロのお友達のおじさんと一緒だったけど、浮いてました^^;)
観光では味わえないグアムの地元生活をたっぷり堪能した後は、妹がボーイングを操縦して無事帰国となりました。・・・というのは冗談(笑)
帰りはビジネスクラスで帰ったんだけど、初めてのビジネスクラスのサービスにやたらきゃーきゃーはしゃぐ10歳年下の妹に、じゃぁもっと楽しんでもらおうと、キャビンアテンダントさんたちが気を使って機長席に座らせてくれたものです。
すごく上品で紳士な雰囲気のCAのナンパ翻訳を手伝わされ、ものすごい恥ずかしかったです。そんなこんなでFacebookにはフライトアテンダントまで加わったグアムの旅でした。(´∀`)
グアムはとっても狭くて、地元のチャモロ人がお付き合いを始める前は、必ずファミリーネーム(苗字)を聞くそうです。ヘタすると血縁関係かもしれないから。メリッソ村の誰々、と言えば「あーあいつか」とみんな知ってるような、そんな狭くて平和な島、グアムです。
グアムではたくさんのお友達ができました。サーファー以外にも警察官や空港セキュリティ関連の人たち、椰子の木でハイになってるちょっと怖いおにーさんからグアム知事の選挙管理マネージャーまで、色々な人とお友達になりました。
お友達がいれば某高級ホテルのスイートでさえ、100ドル以下で泊まれちゃうという、観光客以外はもうすべてコネでつながっているような感じです(^-^;)
3~4日のツアー旅行では知りえないグアム生活、グアムの人々。美しい海も、親切な人々も、美味しい食べ物も素晴らしかったです。
以上、グアムのレポートを無理やり1記事にまとめました~。
次回は毎週末行っている新潟の美味しいものをUPします。遊んでばかりなので、当然のことながら自炊はおろかお弁当なんて全然作っていません(爆)
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