たかがハンバーガー、されどハンバーガー★アメリカの神戸牛に対する私の意見とアメリカ人の反応

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日本人にとってハンバーガーとは
ファーストフード、安物、まにあわせの食べもの的イメージ
でも、美味しいハンバーガーだってあるんだよ、ってことで、このお店

デートのディナーがハンバーガーだったら、え?って思うけど(笑)、このお店に連れて行ってくれるのならいいかなって思える美味しいレストラン、26 Beach Restaurant。
26 Beach Restaurant
3100 Washington Blvd
Venice, CA 90291

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専門的なハンバーガー屋さんではないので店内はディナーにもぴったりな雰囲気。

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今回の滞在で大好きになったCabernet Sauvignon Provenance Rutherfordもメニューにあり。1杯15ドル、2007年。

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私が頼んだのは”Old Timer – a hamburger topped with mustard, mayo, relish, lettuce, tomato and red onio”の「マヨ抜き、ケチャップ追加、タマネギはグリルドで」バージョン、12ドル。とてもオーソドックスなハンバーガー。
↑お肉の厚み、わかるかな? 
このお店のバーガーのお肉はAngus beef。日本で言うと黒毛和牛みたいな存在かな?日本の脂っこいメタボなお肉と違ってリーンなお肉だけど、とっても美味しいお肉です。

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主人は”New York Mile High Burger – Our tribute to the classic corned beef deli sandwich. An 8 oz angus beef patty, Vienna corned beef, coleslaw, tomato, swiss cheese & our home made Russian dressing!”、16ドル。こちらもとっても美味しかったそうです。
ただシンプルに、野菜を切り、お肉を焼き、軽くトーストしたパンではさむだけ。お皿にのった見栄えはファンシーじゃないし、食べてる姿もエレガントとは言えない(><)
でもごまかしが効かない分、素材の良し悪しがダイレクトに伝わります。
1個100円のファーストフードも1個2000円近い高級店も同時に存在するお料理、ハンバーガー。両者の線引きはお肉の焼き加減を聞いてくるかどうかかな。
このお店は神戸牛のステーキも扱っています。
ちょうど少し前の日本では、放射性物質を含む飼料を食べた和牛が問題に。ステーキもちょっと気になってた私と夫の会話。
私: あー残念、ステーキ頼もうと思ったけど日本の牛だったー
主人: アメリカのレストランで使われる神戸牛はアメリカで育ってるよ
私: えっ?! それはもはや神戸牛と呼んじゃいけないのでは?!
となりのお客さん: くすくす(笑)
・・・という感じでとなりのお客さんにも密かに同意してもらえました。
まぁよく分からないんだけど、このレストランは私たちはリピートしているお店なのでオススメです(´∀`)

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Hollywood Bowlで野外クラシックコンサート★命の危険と文化の違いを感じた瞬間

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Hollywood Bowlはハリウッドにある野外コンサート場
ブース席ではそれぞれが食事やワインを持ち込んで、ピクニックできます
Pasadenaの80代半ばの親戚のおばあちゃんとベートーベンを楽しんできました♪

Hollywood blowlはクラシックだけじゃなくて、ジャズやその他色々開催されている野外コンサート場です。

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自然の丘の上に立てられてコンサートホール。

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Pasadenaに住む主人の親戚のおばあちゃん(たぶん85歳くらい)の運転するジャガーでコンサート広場を目指します。
おばあちゃん、とても小柄な女性で、座席を一番前まで引いてハンドルの超近くに座り、ハンドルにしがみつくようにジャガーを運転するので有名。
でもあなどってはいけません、このおばあちゃん、フリーウェイを80マイル以上(時速130kmくらい)でかっ飛ばす現役のLAドライバー(=すごく飛ばして危ない運転をする)です。

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彼女の運転で心臓に鳥肌が立つような恐怖に耐え、ハリウッドボウルに到着。生きてて良かった。

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駐車場は整頓好きな人は発狂するレベルのカオスだけれど、なんとか駐車し会場へ。

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会場入り口は人でいっぱい。

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左手の丸いドームがステージ、右の壁の後ろの白っぽいところは屋外の座席。

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会場は一眼レフカメラの持ち込み禁止。(このカメラ、レンズ外れる?って聞かれて「うん」と答えたらアウト、事務所に預けないと会場に入れませんでした→私)

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私たちはブース席。持参したテーブルクロスをしいて自前のワインを開ければ気分はレストラン。

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おばあちゃんがGelson’sのデリで色々買いそろえてくれたお料理。
数年前にお医者さんだった旦那様を亡くされ、一人で優雅なコンドに住むおばあちゃん。
お料理なんか自分でしません。お部屋のお掃除も人を雇います。できれば運転も人を雇って欲しい所だけど誰もそれは言えません。お金持ちのする事はよくわかりません(笑)

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ワインは1998年のクラシックワイン。美味しかった!

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ということであたりも暗くなり、そろそろテーブルを片付けて音楽鑑賞の時間。

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おばあちゃんはお金持ち大学USCを出て今もピアノを教えていて、LAフィルを時々率いる某指揮者さんともお友達。この日はその人ではなかったけれど。

曲はベートーベンの交響曲九番、Freude, schöner Götterfunken, Tochter aus Elysium~♪とっても有名。私はクラシック音楽好きだけど、全楽章を通して聞くのは久しぶり。
真夏のハリウッドで、気分は年末(笑)
おばあちゃんに「アメリカも年末に演奏する曲なの?」と聞くと、「アメリカでは年中どのシーズンでも演奏してるよ」とのこと。
なんでだろうと調べてみたら、日本では戦後の貧しい中、楽器演奏家も合唱団もお金を稼ぐ事ができるよう、たくさんの演奏家が一度にステージにあがれるこの第九を年末に演奏するようになったのが「年末の曲」イメージ定着の初めなんだそうです。
3人のアメリカ人と1人の日本人、年末気分を味わうのはもちろん日本人の私だけ。勝戦国と敗戦国。
こういう些細なところで軽くカルチャーショック。別に私が戦争すると決定したわけではないし歴史にもあまり興味はないけれど、国や民族という歴史は各人の選択権を超えた力を持っているなぁと感じました。特に外国の文化と接する時はデリケートですね。
でもまぁ、私はアメリカも日本も大好きです(´∀`) 
何はともあれ、かっ飛ばしおばあちゃんが運転するジャガーに乗って、生きて帰ってこれてよかったね、と合意したアメリカ人と日本人でした。
明けましておめでとうございます(笑)

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